toisikunの消費生活

買ったものや好きなものややりたい事の記録。東京北・東エリアが主。

鎮静剤使用胃カメラ検診の甘い誘惑 ¥9,000(ぐらい)

f:id:toisikun:20210718150835j:plain

35歳を過ぎてから会社の人間ドックに胃カメラが選択できるようになった。

以前の人間ドックでピロリ菌が検出され、無事に退治はしたものの、年1回の胃カメラが半ば強制的に義務付けられた。

私は鼻腔が狭く、鼻からのカメラはトライしたもののNGだった。口からのカメラはやはりオエオエとえづいてしまい、看護師さんに背中をさすられながら、ゲップも我慢できず呆れられ、ようやく撮れた写真を見ながら「鎮静剤付きの病院の方が良いかもね」と言われる始末。

ならば自費でも構わない。勇んで戸を叩いたのは高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科。

綺麗な病院であることもさることながら、この病院の良いところはドン・キ・ホーテが近いところだ。予約時間の前についてもここで十分暇つぶしができる。

 

ロッカーのある更衣室で服を着替えて、処置室でストレッチャーの上に横になり、いざ胃カメラ

最初は普通の点滴をしてもらい、しばらくしたらそこに鎮静剤が混ざって入ってくる。

この感覚が非常に不思議だった。背中の方からじんわりと温かく、ざらめが溶ける途中のねっとりとしたものが体に入ってくるのがわかる。目の前では看護師さんが淡々と作業をして、道具を置く金属音が聞こえる。他愛のないことを少し談笑している。部屋の奥のカーテンが揺れ、何かの医療機器のランプが点め

 

気づいたらさっきの更衣室でストレッチャーの上にいた。寝る、と言う認識がないまま意識が一方的に遮断されていたようだ。まだ少しぼおっとしている。とりあえず起きた旨を目の前を通った看護師に伝え、時間を置いて医師の問診を行った。

結果は問題がなく、小さなポリープを数個取ったとのこと。後日の生検結果も問題なかった。

 

医師から感想を聞かれ、「久しぶりによく眠れた気がします」と言ったら苦笑いされる。

年に一度であれば、鎮静剤付きの胃カメラが良いな。