十月大歌舞伎 銘作左小刀 京人形@歌舞伎座 2等席 [舞台]
きっかけは伊集院光のラジオ番組だった。彼が鼻息を荒く、いかにこの京人形が面白いのか力説していてすっかり引き込まれてしまった。行こう。多分初めての歌舞伎。もちろんイヤホンガイドも必須だ。
東銀座から直通の歌舞伎座。エスカレーターを上がって外に出る。てっきり屋内にあるものだと思っていたイヤホンガイドの貸し出しやチケット発行機は屋外にあった。これも感染症対策なのか。
検温、手の消毒を済ませ入り口近くの席に座る。1席ずつ空けるレイアウトになっていた。客層はやはり高齢の方が多かったと思うが、ちらほらと若者の姿も見える。
かかりの方が、感染症対策のプラカードを掲げていた。
目の前の幕はまさに永谷園!
開演を知らせる柝(き)の音が会場のざわめきを少しずつ下げていく。期待を含んだ静寂が訪れた瞬間に左から幕が開き、拍手が鳴る。
肝心な歌舞伎の中身はわかりやすい内容だった。
遊郭で見染めた女性にそっくりな人形を造る。それがやがて意思を持ったかのように動き出す。女性の手鏡を渡すと、それまでロボットのようなぎこちない所作が途端にやわからかに艶やかになる。この演じ分けが見事だった。歌舞伎というよりもまるでミュージカルのようだった。前方宙返りもあったし。あっという間の40分。
イヤホンガイドは確かに内容の理解に役立った。だけどやっぱりセリフや音楽とどうしても重なってしまう部分もあって時々外してしまったので、良し悪しだなあ。いやほとんど良かったんだけど。
帰りに銀座のイルキャンティで昼食。白ワインとパスタ、牛肉のタタキなど調子に乗っていろいろ頼んでしまった。美味しかったが。
今日の主な支出
・観劇代 ¥5,000
・イヤホンガイド ¥500
・昼食(イルキャンティ銀座) ¥5,000 (2人)
白ワイン/牛肉タタキ/夜のスパゲティ/森のサラダ など。